WordFes Nagoyaの「“元 ”スポンサー担当」の浅井です。
前日の委員長の伊藤さんから「ももクロの話しやらももクロの話しやらももクロの話しやらが飛び出すかもしれませんが」とフラれていますけど、今回は出てきません(笑)。
ももクロの話がしたい、聞きたい、踊りたい!という人は、ぜひWordFes Nagoyaで宿泊コースを選んで、非公式イベント「真夜中の、ももクロ(以下自粛)」に参加してください。
さて“元 ”と書いたのには理由があって、今年から、WordFes Fes Nagoyaに資金や物資の提供をしていただける方々を「スポンサー」という呼び方ではなく「サポーター」という呼び方に変えました。提供していただく資金も「協賛金」ではなく「支援金」という呼び方に変えました。
なので、今年から私は「サポーター担当」ということになります。まぁ私も含め、スタッフもまだ、この呼び方に慣れてないですけど(笑)。
呼び方を変えたのには理由があります。
突っ込んだ話は割愛しますが、当時で言うスポンサーのあり方について去年はいろいろ考えさせられました。
正直、嫌な想いもしましたよ。でも、いろいろ考えている中で、次のような文書を見つけたのです。
▶資金の調達 | WordCamp Japan
https://japan.wordcamp.org/for-organizers/planning-details/fundraising/
これはWordCampに関する文書ではありますが、WordFesも同じ精神で取り組みたいと思っているので参考にさせていただいています。
この中に、こうい一節があるんです。なるほどなぁと思いました。
スポンサーの金銭的支援は寄付金であり、イベントを応援するために支払われるものです。資金を提供してくれる方々を「スポンサー(出資者)」と捉えるので はなく、「サポーター(支援者)」と考えましょう。そして、こういった考え方がスポンサーの特典がマーケティング的なものになりすぎていないかを判断する 基準になればと思います。
もともとWordFes Nagoyaに提供していただく資金は、「プラチナスポンサー」と呼ばれた、いちばん高いランクでも5万円で、東京や大阪のWordCampのスポンサーに比べたら、とても安いのが特徴でもあります。何人かの方からは「まぁ額も少ないし、寄付みたいなもんだね」と言われたこともあります。
WordFes Nagoyaを応援するために資金を提供するけど、何か大きな見返りを期待しているわけではないよという、心の広い支援者さんに支えられてきたわけです。
であれば、「資金の調達」が言うように、「『スポンサー(出資者)』と捉えるので はなく、『サポーター(支援者)と考え』るだけじゃなく、呼び方も変えてしまえばスッキリするんじゃないかと思ったのです。そう思って、呼び方を変えました。
しかし呼び方を変えるだけでは、あまり意味がありません。
ちょっと今まで気になっていたことがひとつあって、それも解決しようと思ったのです。
それは、提供して頂いた資金の額に応じて、ランクわけ(プラチナ、ゴールド、シルバー)がされて、公式サイトのバナーの大きさにも差がついていたのです。
たくさんお金を払ってもらったところが大きいバナーで、そうでないところは小さいバナーになってしまう…それはなにか変じゃないかなぁと思っていたのです。
額の多い少ないにかかわらず、WordFes Nagoyaを応援しようという気持ちに変わりはないはずだと思ったのです。
なので今年から、支援金は一律1万円で、支援金自体に差はつけないようにしました。そのため公式サイトのバナーの大きさにも差はありません。305×150ピクセル以内のバナーに統一をしました。あわせて、企業や団体だけじゃなく、個人の方からも支援金を受け付けるようにしました。
その上で、ブース出展を希望される方はプラス2万円、参加者全員にチラシなどを配る場合はプラス2万円の、2つのオプションも用意しました。
支援金を払って、ブースも出しチラシも全員に配ると5万円となり、旧プラチナスポンサーと同額になります。支援金に加えて、どちらかのオプションを選ぶと3万円となり、旧ゴールドスポンサーと同額です。旧シルバースポンサーは1万円でチラシを全員に配布していましたが、これはやめて全員配布オプションを選ばない場合は、希望があれば100部までをチラシなどの配布物エリアに置くだけとしました。
これはある方から「シルバースポンサーの内容が1万円しては良すぎるよ」とアドバイスを頂いたことも影響しています。
旧シルバースポンサーさんの中には、「応援するために1万は払うけど、特にチラシなどを配って欲しいわけじゃない」という方もいたんです。全員に配ると250部必要で、それも用意してもらい宅配便で送るなどコストもかかります。
なので、今回はオプションなしの場合は、希望があれば100部までは配布エリアに置くけど、それを希望しなければしないでもよいという風にしました。
これだとチラシを用意したりする必要もなく、殆ど「寄付金」として資金を提供していただくことになります。
WordFes Nagoyaは独立採算で、翌年の会場費を前払いするための資金も確保するように予算計画を立てています。
なので正直、資金がちゃんと集まるかどうか、いつもヒヤヒヤしています。その年はよくても、資金の集まりが悪いと、翌年の開催が厳しくなってしまいます。春に会場を抑えるんですが、そのときに前払いする手元資金が必要なんです。
しかし今年で言えば、28の企業・団体、1名の個人に支えられ、今のところ来年開催の資金も確保できそうです。
本当にありがたい話です。
来年以降は、オプションを選択していただけるサポーターも増えて欲しいですが、1万円の個人サポーターも含め、支えてくださる方の裾野をもっと広げていきたいと思っています。自前で資金を集めることができるからこそ、自由にやりたいことができるんですから。
今年はサポーターになりそこねたという方!
今からでも遅くはないですけど(^^)、来年はぜひサポーターとしてもWordFes Nagoyaを支えてください。
明日の担当スタッフ
さて明日は、最近足の指を骨折してまった、静かで頼れる男=杉浦くんと、彗星のごとくあらわれたWordPress界のニューヒロイン=宮崎さんの登場です。