3度目の名古屋のWordFes実行委員です。堀口です。今年からペットに「デグー」というマウスを飼いだしたのですが、こいつが夏場は暑いと死んでしまうというので、我が家のアトリエにて常時冷房27度の環境で飼育しております。家主の我々はと言えば、クーラーの無い寝室で、毎日うだる暑さに晒されながら熱帯夜でもまけじと布団を被り訪れるかもしれない永眠との一本勝負を繰り広げております。というわけで今回は、真夏でクーラーが無くても涼しくなる3つの方法を紹介したいと思います。
扇風機を購入する
扇風機と呼ばれる物をコンセントにつなぎ電源を確保して扇風機のスイッチを入れます。そうすると扇風機と呼ばれるものの中にあるモーターが回転し、部屋の温度に応じた風を体に与えます。そうすることで、風を受けた体は、体を覆っている温度の層が薄くなり、体感温度が下がります。この扇風機はもう一つ素晴らしい機能があります。それは首振り機能というもので、広範囲に対し、風を発生させることができます。これを実現している仕組みは、扇風機のモーターにウォームギアというパーツを取り付けてこのウォームギアの回転の力を利用してウォームホイルというパーツを動かすことで実現されています。昔は三枚羽しかなかったのですが、近年では5枚羽や羽なしの扇風機という物が市場に出回っております。安価な物から高価な物まで趣味に応じた商品点数が充実しているので、是非安眠の為にこの扇風機と呼ばれるものを手に入れてください。
うちわを扇ぐ
棒の様なものの中腹から先端を複数に分裂させてそれを広げて出来た面積に紙を貼ることにより風が起こせる魔法の様なアイテムがこの世に存在します。それがうちわです。大きめのうちわで30g、小さめうちわで16gと非常に軽く、外部の動力を必要とせず人間の筋肉運動のみで風を発生させることができます。この筋肉運動の際、肩甲骨周りの筋肉の、小円筋（しょうえんきん）、棘上筋（きょくじょうきん）、棘下筋（きょくかきん）、肩甲下筋（けんこうかきん）が運動します。小円筋、棘上筋、棘下筋は背中側の筋肉で肩甲下筋は胸側の筋肉です。背中側の筋肉を外側に向け、胸側の筋肉を内側に向けるように仰げば、鍛えにくいとされるインナーマッスルも鍛えられ、納涼もできます。運動をして、本当に涼しくなるの？という疑問もあると思います。体には温度の層がついているらしいのですが、その温度の層の厚さを、風を送ることで薄くできるので、どうやらうちわを仰げば多少涼しくなるようです。暑い夏を乗り越える為に必須のアイテムといえるでしょう。名古屋だと三越前や、名古屋駅周辺をこの季節に歩いてると無料でゲットできることがあるという報告があります。見つけたら即ゲットしましょう。
氷を吊るす
冷気は重いので下に滞留するという性質があるので、効果があります。この性質を利用して都市を冷やそうと試みた人間がかつて存在するほどです。その人物とは1833年頃にフロリダの港町、アパラチコラの病院で働いていたジョン・ゴリーという医者兼フリーメイソン・ロッヂの秘書官を務めいていた人物です。この人は高熱の患者の生存率をあげようと、患者の部屋を冷やそうと天井から氷水の入ったバケツを吊るしました。すると、冷気は床付近に滞留し、患者を冷やしました。しかし、氷は当時非常に高価で、氷を運ぶ業界が超儲かってました。なので、発明家のオリバー・エバンスが発明したコンプレッサー式冷却装置に手を加えて製氷機を作ろうと試みました。その製氷機を使い、建物全体、そしてやがて都市全体の空調を制御しようという構想を描きました。1840年代の半ばに彼はとうとう製氷機を完成させます。動力源に電気を使わず、風車、水、蒸気エンジンや動物を動力にしました。1848年に特許申請を出し、1850年7月14日にお披露目パーティを開催しました。開発した製氷機を使い、冷たいワインを来場者に振舞いました。そしてついに、1851年5月6日に米国の特許8080号を獲得しました。しかし、後援者が死に、機械の開発が本格的に行うことができなくなりました。さらに、氷運搬業者からの依頼でマスコミの批判を受け、製氷機への信頼も失いました。そして1855年6月29日、体調を崩し失意の中この世を去りました。しかし、体調をどう崩したのか、何故後援者（協同経営者）が死んだのか、この協同経営者なる人物は誰なのか。ヤバい香りが漂ってますが、とりあえず暑くてたまらない人は、この何年後かに登場する温度だけでなく湿度もコントロールできるエア・コンディショナーを使ってみてください。涼しくなります。
というわけで、みなさま自分スタイルで今年もこの夏を乗り切ってください。僕と言えば、今回は、人が何か作業するタイプの講座の部屋付きを担当しますので、もし分かったら声かけてください。そして、ジョン・ゴリーの死の真相について教えて下さい。
明日は、ベクトルで酒飲みの久納さんが名古屋のアンダーグラウンドな飲み屋を紹介してくれます。よい子は決して行かないでください。
