事前募集した質問や、当日その場で寄せられたWordPressに関する質問に参加者同士で答えを出しあう「リアルWordPressフォーラム」を今年も開催しました。
今年は開催から集計まで時間がかかってしまってすみません。
参加者のみなさんから出た回答や意見をもとに、世話役のコメントを添えてご紹介します!(よく似た質問は一部まとめて回答させていただきます。)
まずは「勉強方法・働き方編」です。といっても、今回はほぼ「勉強方法」の話題で時間があっという間に過ぎました。
Q. 英語が苦手なのですが、まだ日本語の情報が少ない便利なプラグインについて知るには、英語サイトを読んだりコードを読んだりする以外に方法はありませんか?
- 信頼できる人に聞く。そういう人とこういうイベントとかコミュニティ活動の中で知り合って仲良くなる!
- ちゃんとした情報としてまとまってなくても、プラグイン開発者とかコアコミッターさんのSNSなどをフォローしていると、たまにいい情報の破片に出会えたりする。
- 英語に苦手意識を持たない。無理矢理でもいいから読めると思い込む
- (英語ネイティブじゃない国の)海外の人の英語も意外と上手じゃないし、かなり雑な英語も多い。だから気にしなくていい。英語版フォーラムとか、けっこう適当な英語でも伝わったりする。
- 気合いでがんばれ!(←結局それか!というツッコミも入りましたが、結局それだよね、ということに。)
Q. 初心者のとき、どうやって勉強していました?
- できあがっているものをまず使ってみる。次にそれの中身を触ってみる。ちょっとずつ書き換えてみたり、壊してみたりということを繰り返していく中で覚えていく。
- つぎに同じものを自分で作ってみる。とにかく実際に作ってみるということが大事。
- ※世話役補足:ちゃんと、どこをどう触ったかを逐一ログを取るのも大事ですね。
どこを触って壊れたのか、どこを触って上手く行ったのか、それをしっかり把握することがレベルアップの近道だと思います。
どこを触ったか覚えてないけどなんとなくできた、うごかなくなった、というのは実際のフォーラムとかでサポートする側も大変ですし、技術向上の面で言えば遠回りになってしまうと思いますので、自分がやったことはしっかりとメモをとるなり、差分をとるなりしておくのがおすすめです。
Q. 書籍で勉強するときに、なかなか自分のレベルに合ったものが見つからない。書籍を使った勉強のコツは?
- 書籍だとどうしても出版社の意向もあり、購買層の多いところを扱うことが多いので、幅広いターゲット層を網羅するのは難しい。なので基本を書籍で体系的に学び、足りないところをブログなど、ネット上の情報で補っていくことになると思う。
- 1冊の本の中で、すべての内容が自分のほしい情報であるということは少ないと思う。「この本のここからここまでのページだけほしい」ということもある。そういう場合、書店で立ち読みした時に、ほしい情報の正しいキーワードを覚えて帰ると良い。
- ネット検索で情報を得る際、「適切なワードで検索する」ということが結構重要で、使うワードによってヒットする情報量が結構変わってくるので。特にWordPressは聞き慣れない用語が多いので、それを覚えておくと検索しやすい。
- とはいえ、けっこう感覚的な言葉を駆使して検索するというスキルも大事かも。「するする」とか、「シュッ」とか、そういうワードで検索することもあったりとか(笑)
今回は質問数が少なかったのですが、その代わり当日集まった人々でざっくばらんな情報交換ができたと思います。
ここでは割愛しましたが、「サイトを作る時、既存のテンプレートを使ってる?毎回自分で組んでる?」という、「自分ならこう」的な話や、PHPの上級者向けな話題なんかも出たりしました。
盛大に開催するWordFesの中にあって、来年も少人数で意見交換できる場は作っていきたいですね。